XX - Hero image - Rijk Zwaan_100 Years_CvdK_BGM_directie_familie2

ニュース - 01-07-2024

種子が紡ぐ100年 ーRijk Zwaanの歴史と展望

国際的な野菜・果物の種苗会社である私たちライク・ズワーンは、1924年の創業以来、100ヶ国以上で事業を展開する世界的企業へと成長し、先日創業100周年を迎えました。創業100周年を祝う各国の記念行事は、会社設立の日である7月1日からスタートしています。

オランダ王室の王室特別委員ヤープ・スミット氏は、オランダ本社で行われた100周年記念式典の華々しい幕開けの席で次のように述べました。「100年に及ぶ起業家精神とイノベーションを経て、ライク・ズワーン社は人類の未来にとって極めて重要な存在となったと言えるでしょう」これに対し、当社取締役の一人であるベン・タックスは次のようにコメントしています。「大変光栄です。これは社会からの評価の象徴であり、当社の長年の歩みを裏付けるものです。何より、これは関わってきた全ての人々の努力に対する最高の称賛です。人こそが私たちライク・ズワーン社の心臓であり魂だからです」

成長に彩られた歴史

ライク・ズワーン社の豊かな歴史は、創業者のライク・ズワーン氏自身が1924年にロッテルダムで種苗店を開いたことから始まりました。品質とイノベーションに重点を置いた彼の姿勢が、成功への道筋となりました。最初の40年間は、オランダ国内の園芸市場に焦点を当てていましたが、徐々に近隣諸国への輸出も増加していきました。1964年には、ドイツに初めての子会社が設立され、これに続き1982年にはフランスにも子会社が設立されました。そして1990年代以降は、誰もが想像できなかったほどの速さで拡大を続けました。

現在、当社は4,000人の従業員を抱えています。本社をオランダに構え、世界各国に30以上の子会社を持ち、100カ国以上で事業を展開しています。

社会的な影響

世界人口の増加、特にアフリカとアジアでは、果物と野菜の需要が今後も高まり続けると予想されます。私たちは、この傾向に先んじて、地域の気候や栽培方法、そして消費者の好みに適応した果物や野菜の品種を開発しています。

タンザニアを例に挙げると、私たちは15年前からアフリカ市場向けの品種改良に取り組んできました。最近では、ベトナムの施設を拠点に東南アジア市場にも力を入れ始めています。

取締役のマルコ・ファン・リーウェンは次のように語っています。「地元の品種を改良することで、農家の皆さまがより多くの収穫を得られるようサポートしています。さらに、売り上げアップにつながるよう、加工業者や小売業者との橋渡しも行っています。こうした取り組みを通じて、より多くの皆さまが新鮮で栄養価の高い野菜や果物を手に入れられるようになるのです。種子は単に作物の始まりというだけでなく、さまざまな可能性を秘めた未来への鍵なのです。」

絶え間ないイノベーション

日々、何百万もの人々がライク・ズワーン社の種子から育った果物や野菜を口にしています。この責任が、当社の未来志向と、顧客やバリューチェーンのパートナーのためのイノベーション継続の原動力となっています。
取締役のケース・レイニンク氏は次のように語ります。「最近では、熱帯作物の品種改良にも着手しました。ブラジルにある私たちの育種施設では、高温多湿で時おり大雨に見舞われるような気候でも育つ果物や野菜の品種を選抜しています。」
さらに今年初め、私たちはオランダに新しいベリー類の育種施設をオープンしました。ここではイチゴ、ブラックベリー、ラズベリーなどを扱っています。ケース・レイニンク氏は「これも、私たちが常に先駆者として新たな領域に挑戦し続けている一例です」と付け加えています。

次の世紀の幕開け

「前進」という理念は、私たちのDNAに深く刻み込まれています。イノベーションと進歩を重視する当社は、これからも先駆的なアプローチを追求し続けていきます。

経営陣は、これまでの成功に貢献してくれたすべての従業員、顧客、そしてバリューチェーンのパートナーの皆さまに感謝の意を表しています。そして、来るべき新しい世紀においても、実り多い協力関係と成長が続くことを心待ちにしています。